脳からストレスが消えるには、

毎日の生活は、生きて行くだけで大変です。

仕事や家庭、子育て、人間関係などなど・・・

さまざまな場面で、私たちは知らず知らずに

ストレスを感じています。

そんな時に、ストレスを消そうとしても、中々うまくいきません。

時には、怒りを爆発させてしまったり、衝動買いをしたり、

私は、思わず食べ過ぎてしまうことも、良くあります。

それは心が弱いから・・・？！いいえ実はそうとも限らない。

ストレスは「頭」だけで消すのは・・・難しい！

理性的、理論的に物事を考えるのは「頭」を使って考えます。

でも、この「頭」だけでは解決しないのが「心」の問題です。

私たちは、「頭」ではわかっているつもりでも「心」では否定するなんて

良くおこったりします。経験はありませんか？

「心」感情とか感覚の影響を受けてしまいます。

そして、その「心」は、その下にある「体」の影響を受けているのです。

初対面の人と言葉を交わす時と、握手などのボディーランゲージを

交わした時では、頭に受ける印象が違ってくると言われています。

肌が温まると、心も温まる。

握手をする。方に触れる。時には温かい飲み物に触る。

そんな、肌が温まる行動が、実は心の反応を変えています。

私たちは、知らないうちに、身体・肌を通じて温まると、

心も温まるという実験データーがあります。

頭がストレスでイライラしている、心が落ち着かない。

そんな時、もちろん頭を使った心理学のアプローチも有効ですが、

中々、自分の持っている「考え方を変える」のは難しいものです。

もし、肌を温めることで、心も温まるなら・・・

こんな簡単な手は、使わないのはもったいないと思います。

なぜ、肌（皮膚）を温めると、心が温まるのか？ちょっと考えてみましょう。

皮膚は「第二の脳」だった！

「皮脳同根」皮膚と脳は、同じ根っこから生まれて来た。

この言葉は、美容従事者なら一度は耳にしているかも知れません。

皮膚は、私たちの身体の表面を覆っていますが、普段ほとんどの人が

特別に意識などしないで生きていると思います。

それこそ、皮膚トラブルにみまわれて、初めて意識するぐらいかも知れません。

お顔も、シミやシワ、ニキビ・吹き出物など、悩みが増えて、

お肌のスキンケアに目覚める方がほとんどのように思います。

もちろん、始めから美意識が高いかたもいらっしゃいますが・・・

皮膚と脳は、外胚葉（がいはいよう）から、つくられた。

人の受精卵は、細胞分裂を繰り返し体を創っていきます。

この過程で、内胚葉、中胚葉、外肺葉という3つの層に分かれます。

内胚葉は、体の一番内側に位置する内臓へ変化し、

中胚葉は、骨や筋肉にへと変化していきます。

そして外肺葉は、皮膚と脳へと変化していくのです。

つまり、皮膚と脳はもともと同じものだったのです。

皮膚への刺激が、脳へも影響する。

だから、皮膚が感じたものが、ストレートに脳にも伝わるわけです。

皮膚が温まると、心も温まる。

なんて素敵で、簡単で、誰でも出来る、心を癒す効果になります。

寂しい時、つらい時に、

自分で自分の皮膚をさすりながら、皮膚温を上げてみて下さい。

それだけでも、不思議と心は落ち着きます。

もちろん、悲しんでいる人がいたら・・・

百万遍の激励の言葉より、優しく背中をなでる。

この事の方が、慰めになるかもしれません。

静かに横にすわる。何も言わなくても、優しく手を握る。

こんな身体を使った行動が、私たちの心も頭も変えてくれる。

そんな、嬉しいストレス解消のやり方です。