【日本化粧療法レクレーション協会・株式会社mine】】

皮膚の一番外側・表皮の話

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お肌のバリア機能・・・皮脂膜

0,2mmのうす~い表皮。

その中をのぞくと、表皮は4つの層と1枚の膜から出来ています。

上から、角層(かくそう)・顆粒層(かりゅうそう)

・有棘層(ゆうきょくそう)・基底層(きていそう)

そして基底膜(きていまく)

良く聞く、角層以外は、耳慣れない言葉も、

一番下の基底層、別名・「お母さん細胞」と呼ばれています。

4つの層の一番下にあるのが、基底層(きていそう)

ニックネームがついています。その名も「お母さん細胞」

何故。お母さん細胞と呼ばれるのか?!

基底層とは、薄い膜となって表皮の下にある真皮と接合・つながっている層です。

たがいに絡みあうように波形を描き、(波のようにうねっています)

真皮から毛細血管を通じて栄養を貰いながら細胞分裂を繰り返し、

新しい皮膚を生成しています。

自分と同じ細胞を生むので、私達が赤ちゃんを生んだらお母さんと呼ばれるように

基底層も「お母さん細胞」というニックネームがあるのですね。

基底層の上には「有棘層」

基底層が細胞分裂した後は、有棘層(ゆうきょくそ)という細胞になります。

この層は、数層から10層くらいの細胞が並んで出来ており

表皮の4つの層の中でも1番厚い層になります。

基底層と同じように様々な脂肪を含み分裂を繰り返しています。

「有棘層」の上には「顆粒層」(かりゅうそう)

顆粒層は1~2層の細胞で、出来ています。

その中には、紫外線を反射させて、皮膚の深部に紫外線が浸透することを

防止する役目を果たしているケアトヒアリン顆粒が大量に含まれています。

ここまでは、細胞に核があるので、生きた細胞です。

一番外側にある「角層」(かくそう)

基底層で生まれた細胞が、「有棘層」「顆粒層」へと押し上げられ

その役割を終えて最後にたどり着く層です。

角層まで来ると、いわゆる死んだ細胞がパイの表面のように

10~20層にも連なって出来ています。(個人差があります)

角層は、通常最後は、肌の新陳代謝にのって自然に剥がれ落ちます。

この事を「表皮の新陳代謝」とも呼んでいます。

お肌の見た目を決める、「角層」

角層は通常保湿性に富んでいる層のため、正常な状態だと15~20%の水分を

含んでいます。私達が化粧水や美容液を塗って潤いを与えているのもこの角層です。

角層には、水分以外でも、天然保湿因子やアミノ酸、乳酸といった

成分も保持されています。もし、肌が乾燥しているように感じる時は、

角層が乱れている状態だと判断することが出来ます。

それ以外の、うれしい効果

刺激から自らを守る役目や、細菌や紫外線からの防御

水やその他の物質を体内に侵入させないという重要な役割も

担っているのも、この角質です。

わたしたちのお肌には、皮脂膜と角質が、まるでお肌の防御服のように

頑張って守ってくれています。

この記事を書いた人

峯久美子

◆株式会社mine 代表取締役社長
◆日本化粧療法レクレーション協会理事長
◆MBA学校長(スキンケア・メイク・ネイル・カラー・カウンセリング)
◆佐藤綾子のパフォーマンス学講座九州校代表
 
30年間化粧品販売会社を経営、60歳を機に会長職に。第二の人生は「美と自己表現力」で女性のサクセスとビジネスを応援し輝く女性の幸せな笑顔に貢献したいと株式会社mineを設立。ミネクミレッスン開講中。

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